船橋 恵津子
婚礼、成人式、七五三、お宮参り、など数々の撮影で「振付け師」として従事。
今までに10000件以上の撮影を担当。
特に和装振付けに関しては、2018年からスタートした和装振付け習得会で専任講師を担当し、その圧倒的な経験と技術は、カメラマンだけでなく、美容師、着付師などからも技術伝授の要望がある。
現在、横浜を中心に活動をしているが、日本全国のカメラマンからの要請の声を受け、2019年からは関西でも講習会を開催して、活動の幅を日本全国に広げている。

想い

私は長い時間、日本の婚礼業界に携わり、その変化と進化を見てきました。
その中で常に感じている事は、結婚式はいつの時代も素敵であり、花嫁はいつの時代も美しいという事です。
しかし、インターネットが普及し、SNSがメインとなった昨今、その美しさやカタチが失われつつある寂しさも感じています。
私が婚礼業界に足を踏み入れた頃、その殆どが神前式でした。
そして、その件数は一日15件~20件、多い時にはそれ以上の結婚式が行われていました。
花嫁さん達は綺麗な白無垢と色打掛をお召しになり、その和装写真を撮る際に、お衣装を綺麗に整える事が私の仕事でした。
当時は和装振付け師なんて仰々しいものではなく、それはごく当たり前に行われているものでしたし、私自身も特別な想いはこれっぽちもありませんでした。
しかし、時代の流れと共に、「美しさ」の流行が変化していき、
和装からドレスへ。
スタジオ写真からスナップ写真へ。
と、変化を遂げていく中で、振付けを出来る人が減り、気付けば数える程度の人だけになってしまいました。

私は結婚式が好きです。ドレスも好きです。和装ももちろん好きです。
私の想いは、結婚式という最良の一日をお過ごしになるご新郎ご新婦様に、最高の思い出を残して欲しいという事です。
私の振付け技術は、その為の一つの手段でしかありません。
時の巡り合わせは不思議なもので、ここ最近、私の技術を勉強したいという方が増えてきて、それを伝える事をさせて頂いております。
これからの時代を支える婚礼スタッフ、そして、これから結婚式を迎えるご新郎ご新婦様に最高のお写真を提供できるのであればと思い、微力ながら私の持っている技術をご提供させて頂いております。
私の持っている技術で、少しでも幸せになって頂ける方が増えてくれれば、これ以上嬉しい事はありません。

経歴

1981年 平安閣にて介添え人として婚礼業界に携わる
1983年 エクセレントホテル写真室にて振付け師として従事
1990年 十二単の振付けを行う
1992年 新横浜グレイスホテル写真室にて振付け師として従事
2018年 和装振付け習得会講師に専任
現在に至る。